しらさぎ形成クリニックの美容コラム

豊胸

豊胸とは?豊胸手術の種類とそれぞれの特徴を解説

「胸が小さいことがコンプレックス」、「妊娠・出産によって胸が大きくなり、その後に小さくしぼんでしまった」、「加齢による胸のたるみが気になる」などの悩みを抱える方は少なくありません。このような悩みを解消できる可能性があるのが豊胸手術です。ここでは、豊胸手術とは何か、その特徴から手術の種類まで詳しく解説します。

豊胸手術とは、シリコンバッグを入れたり自らの脂肪を注入したりして、胸を大きくしたり形を整えたりすることです。豊胸手術にはいくつかの種類がありますが、その中でも一般的な方法が「シリコンバッグによる豊胸」と「脂肪注入」です。なお、脂肪注入は注射器で脂肪を注入するため、厳密には手術ではありません。

ここでは、豊胸手術の種類それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

シリコンバッグには、シリコンジェルを使用するものと生理食塩水を使用するものがあります。生理食塩水のバッグは感触が不自然なため、ほとんど使用されていません。シリコンジェルのバッグは胸の形に合わせて自然に豊胸できるため、多くのクリニックで使用されています。

また、つるつるとしたスムースタイプ、ザラつきのあるテクスチャードタイプがあり、前者はカプセル拘縮というトラブルを防ぐためにマッサージしなければなりません。テクスチャードタイプはマッサージ不要なため、こちらを使用するクリニックが多いでしょう。

メリット

3カップ以上のバストアップも可能

シリコンバッグは、脂肪注入よりも大きくバストアップできます。脂肪注入が1~2カップ程度のバストアップですが、シリコンバッグは3カップ以上にも対応可能です。そのため、より大きな胸を手に入れたい方に向いています。

体質に左右されない

脂肪注入は、自分の脂肪を抽出してバストに注入します。そのため、もともと脂肪の量が少ない場合は、希望どおりのバストアップを実現できない可能性があります。シリコンバッグは脂肪の量に関係なく希望どおりのバストアップが可能です。痩せ型で脂肪注入を選択できない、十分なバストアップが期待できない場合はシリコンバッグを検討してみてください。

希望どおりの形に整えられる

シリコンバッグの形は100種類以上あるため、多くの場合は自身の希望どおりの形に整えることができます。

効果が半永久的に持続する

シリコンバッグは脂肪やヒアルロン酸のように身体に吸収されないため、半永久的にサイズが変わりません。ただし、5~10年に1回は超音波検査などでバッグの破損を調べる必要があります。

デメリット

動きや感触は脂肪注入に劣る

シリコンバッグは、脂肪注入と比べて感触や形に違和感が出やすい傾向があります。ただし、現在は挿入箇所を工夫したりシリコンバッグの質感を整えたりすることで、以前よりは自然なバストを実現できるようになっています。

カプセル拘縮のリスクがある

カプセル拘縮とは、シリコンバッグが変形してしまうトラブルです。また、アレルギーによる拒絶反応や、外部からの衝撃や経年劣化によるバッグの破損などのリスクもあります。このようなトラブルが起きた場合は、シリコンバッグを除去する手術が必要です。

拒絶反応が起きるかどうかは実際にシリコンバッグを入れなければわかりません。しかしながら、拒絶反応が起きる頻度は低いため、必要以上に恐れることはないでしょう。

ダウンタイムがある

ダウンタイムとは、術後の痛みや腫れなどによって生活への影響が出ている期間のことです。生活に影響が出るといっても、その程度はさまざまです。シリコンバッグによる豊胸は脂肪注入のような注射器のみで行う方法と比べてダウンタイムが長く、その程度も強い傾向があります。

合併症のリスクがある

稀ですが、BIA–ALCL(乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫)が起こる可能性があります。これは、乳癌とは異なり、インプラント周囲に形成される被膜組織から発生する悪性腫瘍です。

脂肪注入による豊胸とは、自身の脂肪を吸引し、バストに注入することで豊胸効果を得る施術です。ダイエット目的の脂肪吸引と同じく、カニューレという極細の管を用いて太ももやお腹などから脂肪を吸引します。そして、吸引した脂肪を注射器でバストに注入し、大きくしたり形を整えたりします。

メリット

自然な形に整えられる

脂肪の注入箇所や注入量を工夫することで、自然な形に整えられます。また、脂肪が定着すると、バストの温かさや柔らかさも得られます。

脂肪吸引による痩身効果

脂肪を取り除きたい箇所から脂肪を吸引することで、痩身効果を得られます。脂肪吸引したところだけが痩せるため、部分痩せも可能です。ただし、脂肪が少ない箇所からは十分な量を採取できないため、脂肪注入を諦めることになるでしょう。

身体への負担が少ない

脂肪注入は、注射器のようなものでバストに脂肪を注入するため、メスを使用する方法と比べて身体への負担を抑えられます。また、自身の脂肪を使用するため、身体に定着することで身体に優しい治療といわれています。

さらに、シリコンバッグのように劣化の心配がない点もメリットです。

デメリット

注入量に制限がある

脂肪注入は、しこりのリスクを回避するために少しずつ注入しなければなりません。また、皮膚が伸びづらい場合は脂肪を注入するスペースが不足することで、希望の大きさにならない可能性もあります。

少しずつ脂肪を注入する必要があるため、数回の手術が必要であり、それだけ多くの通院が必要なこともデメリットです。また、注入した脂肪のうち半分程度は身体に吸収されます。

感染リスクがある

採取した脂肪は、加工してからバストに注入します。加工時に脂肪が空気に触れることで菌が付着し、バストに注入されてから繁殖することでアレルギー反応や拒否反応が起きる可能性が否定できません。もし、感染症が悪化すれば高熱が出てつらい思いをされる恐れもあります。もちろん、早期に適切な対応を取りますが、このようなリスクがあることは覚えておいた方がよいでしょう。

豊胸は、バストの大きさや形に悩む方におすすめの施術です。シリコンバッグと脂肪注入のいずれもメリットとデメリットがあるため、それぞれ比較したうえで自身に最適な方を選びましょう。

徳島の美容外科・美容皮膚科であるしらさぎ形成クリニックでは、シリコンバッグと脂肪注入のいずれの施術も行っております。当院のシリコンバッグは、多数のシリコンバッグを開発してきたメンター社・アラガン社が作り出したergonomix®です。胸の動きがナチュラルでありながら耐性・強度を持ちます。

脂肪注入におきましても、脂肪に含まれる不純物を取り除く「ピュアグラフト」をオプションで提供しております。豊胸について検討中の方、お悩みの方は当院までお気軽にご相談ください。

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