下眼瞼クマ・たるみ治療
1.下眼瞼のクマ・たるみ治療とは?
目の下周辺にできる「クマ・たるみ」はそれぞれ「クマ→ふくらみと凹み)」、「たるみ→しわ」とも言えます。
目の下周辺にできる「クマ・たるみ」は、生まれつきや年齢を重ねることで下まぶたの皮膚や脂肪が下垂することで生じます。
早ければ10代の若い方から脂肪が、40代からは皮膚の下垂が進み目の下の「クマ=ふくらみ)」や「たるみ=しわ」がみられるようになります。
目の下のクマ・たるみを主にした症状は、しわ予防の美容クリーム、レーザー治療、ヒアルロン酸注入・ボトックス注射などで対応する場合がありますが、これらのお手入れのみでは完全に治すことは難しいのが現状です。
<手術の種類>
- 目の下の膨らんだ脂肪を取る 「経結膜脱脂」
- たるんだ皮膚を減らす 「余剰皮膚切除(たるみ取り)」
- 両方を同時に行う 「経結膜脱脂+余剰皮膚切除」
- 膨らんだ脂肪を凹みへ移動する 「眼窩脂肪移動術(ハムラ法)」
*ハムラ法には経皮的(表)と経結膜的(裏)があります。
を提案しています。
「経結膜脱脂」「経結膜的眼窩脂肪移動術」ではまぶたの裏側にある「結膜」を切開するので、皮膚に傷はできません。
「余剰皮膚切除(たるみ取り)」「経結膜脱脂+余剰皮膚切除」の場合は皮膚を切開する際に、まつ毛のすぐ下から目尻にかけて傷跡ができますが、3か月前後で傷跡はかなり目立ちにくくなります。
「表ハムラ法」は皮膚を切開して眼窩脂肪移動術を行う方法なので、必ずしも余剰皮膚切除を行うわけではありません。
2.こんなお悩みの方が目の下のクマ・たるみ治療をうけています
- 写真を撮るときに目の下に線や影ができる
- 「疲れている?」と特に疲れがない時も言われる
- 目の下や目元のクマ・たるみを改善、解消したい
- 「疲れている?」と特に疲れがない時も言われる
- 目の下のクマ・たるみを消す手術を受けたい
- 目の下のクマ・たるみを除去して若返りたい
- たるんだ目袋の治し方を探している
- 目の下にファンデーションが筋になって残る
3.こんな方は要注意!目の下のクマ・たるみの原因とは?
目の下のクマ・たるみには、以下のような原因が想定されます。
◆目の下のクマ(ふくらみ)が目立つケース
目の下のクマ(ふくらみ)は、下まぶたの脂肪が原因です。
脂肪は生まれつきや加齢などによって眼球の周りにある「眼窩脂肪(がんかしぼう)」を支える眼窩隔膜が緩み、脂肪が下垂することによって生じます。
◆目の下のたるみ(しわ)が目立つケース
目の下のたるみ(しわ)は、下まぶたの皮膚が原因です。皮膚のたるみは年齢と共に少しずつ進み、自然に無くなる事はありません。脂肪だけ減らすとかえってたるみが目立つようになる場合もあるので、診察でご説明いたします。
◆目の下のくぼみが目立つケース
生まれつき目の下の脂肪が少なかったり、加齢とともに頬の脂肪が下がってしまうことで目の下の皮膚がへこんでしまい、その凸凹の高低差によって影のようなクマが出る場合もあります。
SNSで目にする事の多い「裏ハムラ」や「表ハムラ」もこのケースに当てはまる場合がありますが、全員に適しているわけではありません。
*顔の脂肪注入 、ヒアルロン酸注入についてはこちらから
ヒアルロン酸や脂肪で体積を補う「注入療法」が適していることもありますので、こちらをご覧ください。
*眼瞼下垂の治療はこちらから
※なお、上まぶたのたるみと共に頭痛・肩こりといった症状が出る「眼瞼下垂」と呼ばれる症例がありますが、目の上のたるみ治療とは別の治療(健康保険適用による挙筋短縮、または自費による部分切開挙筋短縮)を行う必要がありますのでご注意ください。
4.しらさぎ形成クリニックの目の下のクマ・たるみ取りの手術
当院では以下の治療方法を実施しています。
◆治療方法1:「経結膜脱脂」
クマ(ふくらみ)の直接的な原因となっている脂肪そのものを取り除く方法です。
下まぶたの裏側(結膜)を切開して余分な脂肪を取り除くことでふくらみを改善することができます。
向いている方は眼球よりも頬の骨が高いタイプで、皮膚のたるみが無い方です。
◆治療方法2:「余剰皮膚切除(たるみ取り)」
下まつ毛の0.5~1㎜下から目尻にかけて、余った皮膚のみを切除する方法です。
切除する量は余り具合によりますが、3~4㎜程度になることが多いです。
皮膚の下にある眼輪筋も伸びている事が多いため、同時に目尻側に引き上げて糸で固定します。
◆治療方法3:「経結膜脱脂+余剰皮膚切除」
40代以上の方にはこの方法が向いているケースが多く、治療方法の1と2を同時に行う方法です。
余った皮膚を切除するとともに余分な眼窩脂肪を取り除くことができるため、クマ・たるみの改善・解消効果を期待することができます。傷あとは治療方法2と同じです。
目の下のたるみ取りによって、たるみを形成していた余剰皮膚を切開するとともに目の下の脂肪取りで余分な眼窩脂肪を取り除くことができるため、たるみ・しわ・ふくらみ・クマのより高い改善・解消効果を期待することができます。
なお、壮年期以降で小じわも多く、加齢と共に目の下が膨らんできている場合には切開は目の下のたるみ取りと同じ部分に施し、同時に創部から脂肪も摘出します。
この時に行う脂肪取り手術は、たるみ取りと同じ傷から脂肪を取るので、新たな傷ができません。
◆治療方法4:眼窩脂肪移動術(ハムラ法)
目の下のクマ・たるみ治療「ハムラ法(眼窩脂肪移動術)」とは?
目の下の「膨らみ」と、その下の「凹み(ティアトラフ:ゴルゴ線のライン)」が同時に存在することで、影ができてクマのように見えてしまう状態。これを根本的に解消する非常に優れた手術方法が「ハムラ法(眼窩脂肪移動術)」です。
従来の「切開による脂肪除去(脱脂)」のように脂肪を捨ててしまうのではなく、膨らんでいる部分の脂肪(眼窩脂肪)を、すぐ下にある凹みの部分へ移動させて固定することで、目の下を平らでなめらかな状態に整えます。
ハムラ法には、アプローチ(切開する場所)の違いによって「経皮的(表ハムラ)」と「経結膜的(裏ハムラ)」の2つの術式があります。患者様の皮膚のたるみ具合や年齢によって、最適な方法を選択します。
1. 経皮的ハムラ法(表ハムラ法)
まつ毛のすぐ下の皮膚を切開してアプローチする方法です。
- 適応となる方:目の下のクマ(膨らみ・凹み)に加え、皮膚のたるみやシワが強い方(主に40代後半〜シニア世代)。
- アプローチ方法:下まつ毛の生え際ラインに沿って皮膚を切開し、眼窩脂肪を凹みへ移動させます。それと同時に、伸びて余ってしまった「余剰皮膚」を適量切り取り、引き上げて縫合します。また、緩んだ眼輪筋(目の周りの筋肉)を骨膜に固定(チークリフト・外眥固定など)することで、中面からのたるみも強力にリフトアップします。
メリット
- 脂肪の移動だけでなく、皮膚のたるみや小ジワも同時に解消できる。
- 筋肉の引き上げ固定(リフトアップ効果)が同時に行えるため、長期的な若返り効果が高い。
デメリット・リスク
- まつ毛の下に傷跡が残る(数ヶ月〜半年ほどで赤みが消え、白い一本の線になり目立たなくなります)。
- 経結膜(裏)に比べて、術後の腫れや内出血(ダウンタイム)が長めに出やすい。
- 皮膚を切り取りすぎると「外反(あっかんべーの状態)」になるリスクがあるため、医師の高度な技術が必要。
2. 経結膜的ハムラ法(裏ハムラ法)
まぶたの裏側(結膜)を切開してアプローチする方法です。
- 適応となる方:目の下のクマ(膨らみ・凹み)はあるが、皮膚のたるみや余りはそれほど目立たない方(主に20代〜40代前半)。
- アプローチ方法:下まぶたをひっくり返した裏側の赤い粘膜部分(結膜)を数ミリ切開します。そこから器具を進めて眼窩脂肪を凹みへと移動させ、骨膜に固定します。
メリット
- お顔の表面に一切傷が残らないため、周囲に手術をしたことがバレにくい。
- 皮膚を切除しないため、抜糸の必要がない(クリニックの術式により、裏側の縫合糸が自然に溶けるのを待つか、後日抜糸するかは異なります)。
- 表面の皮膚を傷つけないため、腫れや内出血などのダウンタイムが表ハムラに比べて短い。
- 外反(下まぶたがひっくり返る)のリスクが極めて低い。
デメリット・リスク
- 表面の皮膚を直接切り取ることができないため、もともと皮膚が大きくたるんでいる方の場合は、脂肪が平らになった後に皮膚のヨレや小ジワが逆に目立ってしまうことがある。
術式比較まとめ
項目 | 経皮的ハムラ(表ハムラ) | 経結膜的ハムラ(裏ハムラ) |
切開場所 | 下まつ毛のすぐ下の皮膚 | まぶたの裏側(結膜粘膜) |
傷跡 | 表面に残る(経時的に目立たなくなる) | 表面には一切残らない |
皮膚のたるみ除去 | 可能(余剰皮膚を切り取る) | 不可 |
主な対象層 | たるみ・シワが強い方、シニア層 | たるみが少ない方、若い層〜中年層 |
ダウンタイム | 比較的長い(強い腫れ:約1〜2週間) | 比較的短い(強い腫れ:約3日〜1週間) |
抜糸 | あり(術後7~10日前後) | なし(または不要な術式が多い) |
5.目のまわりのたるみ取り手術の流れ
①カウンセリング
患者様の目の周りのクマ・たるみの状態を確認したうえで手術方法を決定します。このとき、痛みに弱い方や心配事がある方などはご相談いただければ適切な対処をするようにご説明をいたしますので、お気軽にお申し付けください。
カウンセリングと手術は別の日をご案内していますが、当日希望の方は事前にお伝えください。
②手術
「洗顔」→「写真撮影」→「デザイン」→「手術」という流れです
デザインの希望がある場合や改めてご質問がある場合はお気軽にお伝えください。
手術当日は体調を整えてお越しください。手術前の運動などは出血の原因になるのでお控えください。 【手術時間】
「経結膜脱脂」:60分
「下まぶたのたるみ取り」:90分
「下まぶたの脂肪とたるみ取り」:120分
③術後・経過観察
▼抜糸
「経結膜脱脂」:抜糸無し
「下まぶたのたるみ取り」「下まぶたの脂肪とたるみ取り」:7~10日目頃に抜糸
当日でもアイメイク以外は可能であるほか、シャワーも手術部位を濡らさないようにすれば当日から入っていただくことができます。
▼ダウンタイム
「経結膜脱脂」:7日前後
「下まぶたのたるみ取り」「下まぶたの脂肪とたるみ取り」:10~14日程度
▼傷あと
「経結膜脱脂」:まぶたの裏側で表面からは見えません
「下まぶたのたるみ取り」「下まぶたの脂肪とたるみ取り」:下まつ毛の1㎜下から目尻にかけて、余った皮膚を切除する方法です。切除する量は余り具合によりますが、5㎜程度になることが多いです。
傷あとの赤みは3か月前後でかなり目立ちにくくなります。
下眼瞼クマ・たるみ治療についてのよくある質問
- Q
- 目の周りのクマ・たるみ取りのダウンタイムや傷跡はどれくらいのものですか?
- A
- 各手術における具体的なダウンタイムの期間、抜糸の有無は以下をご参考ください。いずれの方法も傷跡はかなりきれいで、ほとんど分からなくなります。 ※脂肪取り手術のみ、皮膚切開がないのでダウンタイムはさらに軽いものとなります。 ▼腫れ、内出血などのダウンタイムが見られる期間 「経結膜脱脂」:7日前後 「下まぶたのたるみ取り」「下まぶたの脂肪とたるみ取り」:10~14日程度 ▼傷あとについて 「経結膜脱脂」:まぶたの裏側で表面からは見えません 「下まぶたのたるみ取り」「下まぶたの脂肪とたるみ取り」:下まつ毛の1㎜下から目尻にかけて、余った皮膚を切除する方法です。切除する量は余り具合によりますが、5㎜程度になることが多いです。 傷あとの赤みは3か月前後でかなり目立ちにくくなります。 ▼抜糸 「経結膜脱脂」:抜糸無し 「下まぶたのたるみ取り」「下まぶたの脂肪とたるみ取り」:7~10日目頃に抜糸
- Q
- 20代でも目の周りのたるみ取りを行う人はいるのでしょうか?
- A
- 目の周りのクマ・たるみが出るのは加齢ばかりが原因ではなく、生まれつき眼窩脂肪が多いためにくぼみやクマが出来てしまうケースなどもあるため、年齢に関係なく起こる症状だといえます。 若い女性でも手術を希望される方はいらっしゃいますので、お気軽にご相談ください。
- Q
- コンタクトレンズは目の周りのたるみ取りの術後も装着できますか?
- A
- 術後7日目まではお控えください。眼鏡の準備をお願いいたします。 症状は経過とともに解消されていくため、その後は安心して装着いただけます。
- Q
- 手術したことを周りに知られたくないのですが大丈夫ですか?
- A
- 目の上・目の下・目元の皮膚は回復の早い部位であり、切開する場所も大きくないため、目立つ心配はほとんどありません。 当院では、縫合する糸も透明で目立たない糸を使用しています。
6.目の下のクマ・たるみ取りの手術における注意点
術後の経過には個人差がありますが、当院の目の下のクマ・たるみ取りは切開を行う関係上、術後に多少の腫れ・赤み・痛みがある場合があります。
また、内出血が見られる場合もありますが、時間の経過とともにこれらの症状は改善されていきますのでご安心ください。
下眼瞼のクマ・たるみ治療の料金
- 経結膜脱脂
- 220,000円
- ※皮膚は切除せず、結膜から脂肪を切除します。
- 余剰皮膚切除(たるみ取り)
- 280,000円
- 経結膜脱脂+余剰皮膚切除
- 440,000円
- 裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動)
- 440,000円
- ※皮膚は切除せず、結膜から脂肪を移動します。
- 表ハムラ法(経皮的眼窩脂肪移動)
- 500,000円
- ※必要時にはたるみ取りも行います
- 脂肪注入
- 330,000円
- ※目の下の凹みへの注入
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