しらさぎ形成クリニック

FPHL治療(女性の脱毛症治療)

1.FPHL治療とは?

FPHLとは、女性特有の脱毛症です。「Female Androgenetic Alopecia」の頭文字をとったもので、女性男性型脱毛症と言います。男性によくある脱毛症に「AGA(Androgenetic Alopecia)」がありますが、女性が発症する場合、Female(女性)がついて、FPHLと呼ばれます。

AGAは遺伝が主な原因ですが、FPHLはホルモンバランスの乱れが原因と考えられており、特に更年期前後の女性に多い脱毛症です。

FPHLの症状

FPHLは、髪の毛が抜け落ちてハゲるというよりも、1本1本の髪の毛が細くなり、毛髪全体のボリュームが減るという特徴があります。AGAは、前髪の生え際や頭頂部などの局所的な脱毛が目立ちますが、FPHLはつむじや分け目、頭髪全体の髪の毛が薄くなります。

FPHLの原因

FPHLの主な原因は、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が減少することです。エストロゲンには、髪の毛を長く太く成長させる働きがあります。しかし、エストロゲンが減少することで、女性の身体にもともと存在する男性ホルモンが相対的に優位になり、脱毛が生じるのです。エストロゲンが減少するのは、下記のような理由が考えられています。

加齢

女性ホルモンは、初潮の時期から徐々に分泌量が増えていき、20代〜40代前半頃までが分泌のピークとなります。その後、40代後半〜50代前半の閉経前後に更年期を迎え、急激に女性ホルモンの分泌量が減少します。女性ホルモンの分泌量が減ることで、女性の身体や心に様々な影響を与えますが、FPHLによる脱毛症もその中のひとつです。女性ホルモンには、毛髪の成長期を維持する働きがあるため、分泌量が減少することで、髪の毛が十分育たずに抜け毛が増加します。

ストレス

ストレスが過度に溜まることで、自律神経やホルモンバランスが乱れ、血流が悪くなります。ホルモンバランスが乱れ、女性ホルモンの分泌量が減ると、髪の毛が十分に育たなくなります。さらに血流が悪いことで、髪の毛に栄養素が届きにくくなります。結果として、抜け毛や薄毛を引き起こす可能性があるのです。

2.FPHL以外の薄毛症状

牽引性脱毛症(けんいんせい脱毛症)

牽引性脱毛症とは、髪の毛を長期間結んでいることで起こる脱毛症です。ポニーテールやお団子ヘアなどの髪の毛を引っ張る髪型を続けると頭皮に負担がかかり、髪が薄くなってしまいます。髪を引っ張ることをやめたり、髪を結ぶときは緩く結ぶなど、頭皮への負担を減らすことで症状を予防・改善することができます。

分娩後脱毛症

分娩後脱毛症とは、出産後のホルモンバランスの変化による一時的な脱毛症です。妊娠中は女性ホルモンの働きが活発になり、一時的にヘアサイクルが変化するため抜け毛が起こりにくくなります。ですが出産後は女性ホルモンの働きが通常通りに戻ることや、育児・授乳による寝不足やストレスなどでホルモンバランスが乱れ、妊娠中に抜けなかった髪の脱毛が起こるのです。分娩後脱毛症は自然に治まっていく傾向があり、半年〜1年ほどで改善されることが多いです。

3.しらさぎ形成クリニックでは、こんなお悩みの方がFPHL治療を受けています。

  • 年齢とともに髪の毛が薄くなってきた
  • 女性なのに薄毛で恥ずかしい
  • 全体的に髪の毛のボリュームが減ってきた
  • 分け目やつむじの地肌が目立つ
  • 髪の毛が細く弱くなってきた気がする
  • 髪の毛がペタンコになり髪型がきまらない
  • スカルプシャンプーや育毛剤を使っても効果がなかった
  • ウィッグはできれば使いたくない

4.しらさぎ形成クリニックのFPHL治療

当院では、主に注射(HARG療法)でFPHLを治療いたします。

◆治療方法:注射(HARG療法)による治療

当院は、HARG療法によるFPHL治療を行なっております。HARG療法は「毛髪再生治療」と呼ばれ、頭皮に直接薬剤を注入することで、髪の毛の成長力を高めます。HARG療法の効果と副作用は下記の通りです。

HARG療法の効果

HARG療法は、成長因子が150種類以上配合されている、幹細胞から抽出された薬剤を頭皮に直接注入します。毛母細胞を刺激し、ヘアサイクルを正常化させ、発毛効果を促進します。内服薬による薄毛治療では、毎日薬を服用する必要がありますが、HARG療法の場合、定期的な治療を受けるだけですので、治療に対する負担を減らすことが可能です。

HARG療法の副作用

HARG療法の副作用には、注入部位ににじむ程度の出血が見られる場合があります。ただし、一時的なもののため、過度なご心配はいりません。また、施術の前後2週間ほどは、パーマやヘアカラーを控えてください。

5.治療の流れ

①カウンセリング

施術前にカウンセリングをお受けいただきます。患者様の毛髪の状態やご希望などをお伺いし、適した治療方法をご提案いたします。

②施術・処方

HARG療法を受けられる患者様には、施術を行います。

FPHL治療(女性の脱毛症治療)についてのよくある質問

  • Q
  • 女性の薄毛は改善されるのですか?
  • A
  • 女性の薄毛は、症状や原因にあわせて対策することで、改善された・以前より気にならなくなったという場合が多いです。そのため、お悩みの方はできるだけ早くクリニックを受診しましょう。
  • Q
  • HARG療法は何回受ければ良いですか?
  • A
  • HARG療法は、月に1回ほどの頻度で、6回施術をお受けいただきます。その後は、1年に1〜2回の施術をお受けいただくことで、髪の毛の成長力を維持することが期待できます。なお、患者様によって、適した治療の頻度や回数は異なります。
  • Q
  • 女性の薄毛治療は保険適用されますか?
  • A
  • 女性の薄毛治療は、基本的に保険が適用されません。全額自己負担での治療となります。
  • Q
  • FPHL治療における注意点
  • A
  • 薄毛には様々な種類があるため、ご自身で種類や原因を見極めるのは難しいでしょう。そのため、薄毛でお悩みの方は、自己判断で薄毛治療を行うのではなく、必ず病院を受診し、医師による診断・処方を受け、治療を開始するようにしてください。

FPHL(female pattern hair loss)の施術料金表

  • ハーグ治療 注射(1回)
  • 129,600円
  • ハーグ治療 注射(6回)
  • 650,000円
  • ハーグ治療 注射(10回)
  • 1,080,000円
木下将人

著者:木下将人

総院長

専門医

日本形成外科学会専門医

日本美容外科学会専門医(JSAPS:Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)

日本美容外科学会専門医(JSAS:Japan Society of Aesthetic Surgery)

所属学会

日本形成外科学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本美容外科学会(JSAS)

日本頭蓋顎顔面外科学会

日本外科学会

あわせて読みたい関連コラム一覧

遠方からの来院も安心。交通費補助制度もございます。

交通費支給します。

術後は安静にしていただき、目への刺激は極力避けていただくようにお願いいたします。
眼瞼下垂の手術の術式にもよりますが、術後に眼帯をつけた場合には翌日までは外さないようにしてください。
帰宅後に目に痛みを感じた場合には、こすったり、触ったりせずに痛み止めを飲んでいただき、痛みが治まらない際は当院までご相談ください。

Instagram

Instagramで症例を随時更新しております。
症例について動画や詳細な説明もしているので、気になる方はチェックしてみてください。

\最適な治療探しでお悩みの方へ/