しらさぎ形成クリニック

目尻ボトックス

1.目尻

目尻ボトックスとは、ボツリヌス菌が作るボツリヌス・トキシンを目尻に注入し、しわを改善する施術です。目の周りにある眼輪筋と呼ばれる筋肉は、目を閉じたり笑ったりするときに働くのですが、この筋肉が過度に緊張するとしわができてしまいます。

目尻ボトックスは、眼輪筋の働きを弱めることで目尻のしわを改善する施術です。

2.目尻ボトックスの注入部位

目尻にできる放射線状のしわは、眼輪筋の緊張によって生じるため、ボトックス注射で働きを弱めることで改善が期待できます。そのほか、目を大きくしたり吊り上がった目を改善したりすることも可能です。

目尻ボトックスの注入箇所は、顔の構造やお悩み、症状などを踏まえて細かく決めなければなりません。少量でも誤った部位に注入すれば、表情が硬くなったり不自然な仕上がりになったりします。目尻ボトックスはしわを改善するためのものであるため、単独での施術でも問題ありません。それ以外のボトックス注射は顔全体の印象に影響を与えるため、複数箇所に注入した方がよいケースがみられます。

仕上がりが不自然になる原因は、医師の技術・経験不足、ヒアリング不足です。十分な技術や経験を持っていたとしても、カウンセリングが不十分で患者さまにとっての理想をくみ取れていなければ、施術は失敗してしまうでしょう。

当院では、十分な技術・経験を持つ医師が入念にカウンセリングを行い、患者さまにとって理想的な目尻になるようにデザインしております。

3.目尻ボトックスのメリット

◆メリットその1:少ない痛みで受けることができる

目尻ボトックスは、目尻に注射針を刺すため多少の痛みを伴います。しかし、当院では極細の針を使用しているため、強い痛みを感じることはありません。

◆メリットその2:仕事や私生活への影響がほとんどない

目尻ボトックスはダウンタイムが短いため、仕事や私生活に影響が出る心配はほとんどありません。施術部位が大きく腫れたり目を開けられなくなったりもしないため、接客業や営業など人と接する仕事においても影響はないでしょう。

施術時間も5~10分、カウンセリングを含めても30分~1時間程度と短く、手軽に受けていただけます。

◆メリットその3:効果がゆっくりと現れるため周りの人にバレにくい

目尻ボトックスの効果は、3日頃から少しずつ現れ始め、1週間ほどで完全に現れます。効果がゆっくりと現れるため、周りの人に気づかれる心配はほとんどありません。

◆メリットその4:仕上がりが気に入らなくても元に戻る

目尻ボトックス注射の効果は永久ではありません。そのため、万一理想とは異なる仕上がりになったとしても、数ヶ月で元の状態へと戻っていきます。メスを使用した美容整形のように修正手術なしで元に戻ることはメリットと言えるでしょう。

4.目尻ボトックスのデメリット

◆デメリットその1:効果を持続させるには定期的な施術が必要

目尻ボトックスの効果を持続させるには、数ヶ月に1回のペースで施術を受けなければなりません。コストがかかるのはもちろん、定期的に通うことを面倒に感じる方も多いのではないでしょうか。

◆デメリットその2:身体を温める行動をしばらくは控える必要がある

ボトックス注射の効果を持続させるには、身体を温める行為を控える必要があります。ボトックスは熱に弱いため、入浴やシャワー程度であれば問題ないものの、サウナや激しい運動などをすると効果が早く失われます。

また、目尻のマッサージも効果が早く失われる原因のため、控えるようにしてください。

5.目尻ボトックスの施術の流れ

①カウンセリング

理想的な仕上がりを実現するために、入念にカウンセリングを行います。目尻の状態を確認のうえで患者さまのご希望をお聞きしたうえで、自然な仕上がりになるように注入箇所や注入量を決めます。

②化粧落とし・洗顔

ボトックス注射を行う目尻のメイクを落としていただきます。

③注射

注射部位を冷やして感覚を低下させたうえで、極細の針を用いてボトックス注射を行います。大きな痛みは伴わないため麻酔は使用しませんが、痛みに弱い・気になる方はご相談ください。

④術後

目尻ボトックス後は、医師が状態を確認し、術後の注意点などをご説明いたします。メイクやシャワーなどは問題なくしていただけます。

目尻ボトックスについてのよくある質問

  • Q
  • 目尻ボトックスの効果はどれぐらい続きますか?
  • A
  • 目尻ボトックスの効果は3日目から少しずつ現れて、7日目頃にはこうかが安定します。効果の持続期間は3~5ヶ月ほどで、効果を維持するには定期的な施術が必要です。
  • Q
  • 注射の痛みが苦手なのですがなんとかなりませんか?
  • A
  • 注射の痛みを和らげるために、34ゲージ針という極細の針を使用しております。また、注射部位を冷やすことで感覚を低下させる「アイシング」も行っておりますので、痛みに弱い方にも受けていただけると思います。
  • Q
  • 目尻のしわが悪化する心配はありませんか?
  • A
  • 目尻のしわが悪化する心配はありませんが、注入箇所や量に問題があると不自然な仕上がりになることがあります。当院では、十分な技術・経験を持つ医師が入念にカウンセリングを行い、適切な位置へ適切な量を注入しております。
  • Q
  • 2回目以降のボトックス注射はいつ受ければいいですか?
  • A
  • 同じ部位へのボトックス注射は、3ヶ月以上の期間を空けていただく必要があります。また、効果の持続期間には個人差があるため、ご自身が再施術を受けたいと思われた際に一度ご相談ください。

6.ボトックスにおける注意点

目尻ボトックスの後は、当日から洗顔やシャワー、メイクなどが可能です。ただし、注射部位にお湯をかける場合は、こすったりもんだりしないようにしてください。そのほか、当日の激しい運動やサウナ、飲酒などは内出血のリスクを高めるため、控えるようにしましょう。

また、以下に該当する方は目尻ボトックスを受けていただけないため、事前に必ずお知らせください。

  • 過去にボトックスビスタ®でアレルギーを発症したことがある
  • 抗生物質、筋弛緩剤、精神安定剤などを服用している
  • 他院でボツリヌス製剤の治療を受けている
  • 今後妊娠の可能性がある、妊娠中、授乳中
  • 慢性的な呼吸器疾患や閉塞隅角緑内障の症状がある
  • 筋萎縮性側索硬化症[ALS]、重症筋無力症、ランバード・イートン症候群など、全身性の筋肉の疾患がある
  • 妊娠する可能性がある場合、投与中および最終投与後2回の月経が終わるまでは避妊する(妊娠中の投与における安全性が確立していないため)
  • 男性は、投与中および最終投与後から3ヵ月は避妊する(精子形成期間への投与を避けるため)

目尻ボトックスの施術料金表

  • ボトックスビスタ 目尻
  • 36,000円
  • 通常量の料金です
木下将人

著者:木下将人

総院長

専門医

日本形成外科学会専門医

日本美容外科学会専門医(JSAPS:Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)

日本美容外科学会専門医(JSAS:Japan Society of Aesthetic Surgery)

所属学会

日本形成外科学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本美容外科学会(JSAS)

日本頭蓋顎顔面外科学会

日本外科学会

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術後は安静にしていただき、目への刺激は極力避けていただくようにお願いいたします。
眼瞼下垂の手術の術式にもよりますが、術後に眼帯をつけた場合には翌日までは外さないようにしてください。
帰宅後に目に痛みを感じた場合には、こすったり、触ったりせずに痛み止めを飲んでいただき、痛みが治まらない際は当院までご相談ください。

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