鼻プロテーゼ(隆鼻術)
1.鼻プロテーゼ(隆鼻術)の手術とは?
I型プロテーゼによる鼻整形・隆鼻術は、鼻筋の形を整える手術です。
鼻根や鼻背にプロテーゼを挿入することで、鼻筋の通った高い鼻を形成することができます。なお、鼻筋を通すと鼻の全体的な印象が改善されて細く見えます。
挿入するプロテーゼはシリコンで出来ており、アレルギーなどの心配がほとんどない安全性の高い医療素材となっています。
2.しらさぎ形成クリニックでは、こんなお悩みの方がプロテーゼ(隆鼻術)の手術を受けています。
- 鼻筋を高くしたい
- 鼻が低すぎるので治したい
- 半永久的に鼻筋を通したい
- 鼻の高さを調整する整形を受けたい
- 鼻筋がきれいに通っている人に憧れる
- ヒアルロン酸での隆鼻術に満足できなかった
3.しらさぎ形成クリニックのプロテーゼ(隆鼻術)の手術
当院のプロテーゼによる鼻整形・隆鼻術では仕上がりの美しさを第一に考え、患者様ひとりひとりの鼻の状態に合った人口軟骨を個別に調整し挿入しております。

◆特徴その1:鼻筋をきれいに通して、理想的なS字カーブとEラインを形成
美しく見える鼻筋を実現するためには単に鼻を高くすれば良いわけではなく、鼻と目、鼻と唇との距離感も重要になってきます。理想的なお顔のバランスとしては、額から鼻先にかけて緩やかなS字カーブを描き、鼻先と顎にかけてのEライン(エステティックライン)の線上に唇があるのがベストとされています。
このようなS字カーブやEラインを含め、理想的なお顔のバランスに仕上がるように入念なデザインを実施し、挿入するプロテーゼを調整いたします。妥協なくデザインを行いますので、ご希望につきましては何なりと医師までお申し付けください。
◆特徴その2:患者様の鼻の状態に合わせてプロテーゼをご用意
当院では患者様の鼻の状態に合わせて、高さや幅の違うプロテーゼ(基本的にI字型)を用意し、必要に応じて医師が手作業によってさらに調整を加えていきます。
高さが高いほどプロテーゼの効果が優れているというわけはでなく、バランスが良いことを前提に患者様の希望する鼻筋のかたちを実現するために使い分けていきます。

I字型プロテーゼ(Nasal Inplants “type I”)
I字型プロテーゼはアルファベットの「I」のかたちをしており、鼻先に負担をかけないような仕上がりにする必要がある場合に使用します。
◆特徴その3:他院での鼻整形やヒアルロン酸の隆鼻術のセカンドオピニオン外来も対応
当院では他院でのプロテーゼによる鼻整形に満足できなかったり、ヒアルロン酸による隆鼻術を受けたものの思ったような効果が得られなかったりした患者様へ、セカンドオピニオン外来も対応しております。
必要があれば、プロテーゼの再挿入などを行うこともできますのでお気軽にお申し付けください。
また、ヒアルロン酸による隆鼻術は手術時間やダウンタイムも短く、鼻のプチ整形として人気の高い術式ですが、注入したヒアルロン酸が横に広がって鼻の高さだけでなく幅も出てしまう場合があります。
そのため、鼻筋のシャープな仕上がりを求めている患者様には、プロテーゼによる鼻整形・隆鼻術をお勧めしております。
◆特徴その4:オーダーメイドプロテーゼにも対応
従来のプロテーゼは高さや幅の指定がある程度できたものの、鼻骨の突出や変形には対応できていませんでした。
オーダーメイドプロテーゼとは、事前にCT検査で骨の状態を3Dで構築し、画像情報を基に希望の高さのプロテーゼを仕上げる方法です。
制作に1カ月前後必要ですが、非常にフィット感の高い結果が得られますので、一度ご相談ください。
4.治療の流れ
①カウンセリング
まずはカウンセリングによって、患者様が希望する鼻の高さ・大きさを確認したうえで、どの種類のプロテーゼを挿入するかを決定します。
顔全体のバランスを考えて、理想の鼻の高さに調整することを重視いたします。鼻先とのバランスを考え、鼻尖の手術をお勧めする事もあります。
ご希望に応じて画像による手術シミュレーションをお見せすることも可能です。
②デザイン
理想の鼻筋を実現するために、患者様の鼻のかたちに合わせて挿入するプロテーゼを入念にデザインし調整していきます。
③麻酔
局所麻酔を注射します。痛みが発生しにくいようにゆっくりと麻酔を注入していきますのでご安心ください。
口の中からブロック麻酔も併用します。痛みに弱い方は事前にお申し付けいただければ配慮いたします。
④手術
麻酔が十分に効いたことを確認した後、鼻筋にプロテーゼを挿入するための手術を開始します。
まず鼻の中を切開し、プロテーゼが通りやすくなるように切開部分を一部剥離します。その後、鼻の骨に沿って骨膜下にプロテーゼを調整して挿入し、切開部分を溶ける糸で縫合。
患部を冷やして手術完了となります。治療時間は約1時間程度です。
⑥術後
術後はテープによる固定と、シーネ(ギプス)固定を行います。
通院は、
- 3日目:テープを外します。この日までは24時間シーネも固定してください。
- 7日目:溶ける糸で縫いますがご希望であれば抜糸します。この日までは少なくとも夜間はシーネ固定が必要です。
- 1か月後:形のチェックの為に診察があります。
となります。
患部へのメイクはシーネ終了後から可能で、洗顔については患部以外の部分であれば当日から可能です。
鼻プロテーゼ(隆鼻術)についてのよくある質問
- Q
- プロテーゼを挿入した後、ダウンタイムはどれくらい続きますか?
- A
- プロテーゼによる鼻整形・隆鼻術の術後のダウンタイムは、鼻根部の腫れについては術後2〜3日がピークとなりますが、抜糸を行う術後5〜7日にはある程度治まり、術後2週間ほどで仕上がりも落ち着いていきます(※経過には個人差があります)。
- Q
- 挿入したプロテーゼがずれてしまうようなことはありませんか?
- A
- 通常の生活をしている中で、術後にプロテーゼがずれてしまったり、形くずれを起こしたりするようなことは現在の技術ではほとんど起こりません。特にI字型プロテーゼは、固定された後は安定します。 ただし、L字型プロテーゼの場合、鼻先を押したり曲げたりすることを生涯繰り返すと固定部位がグラつく恐れがありますので、当院ではお勧めしておりません。
- Q
- 過去に他のクリニックで挿入したプロテーゼを抜去してもらうことは可能でしょうか?
- A
- 可能です。抜去手術のみも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
- Q
- プロテーゼは何年くらいもちますか?
- A
- 全例に当てはまるわけではありませんが、15年~20年程度経過すると石灰化と呼ばれる、皮膜の硬化を生じる場合があります。気になる場合はご相談ください。
5.鼻プロテーゼ(隆鼻術)の手術における注意点
プロテーゼによる鼻整形・隆鼻術では、術後に鼻筋が馴染むまでは違和感や異物感が残る場合があります。
また、抜糸までは運動などの血行が良くなるような活動はなるべく控えていただき、長時間のメガネの使用なども避けてください。
術後の患部を強く触ったり、鼻付近のマッサージを行ったりすることも控えましょう。
万が一、プロテーゼの輪郭が過度に浮き上がってきたり、傷口が開いたり、なんらかの原因で感染症が起こったりした場合にはすみやかに医師までご相談ください。
項目 | 詳細 |
---|---|
手術時間 | 1時間程度 |
ダウンタイム | 眉間の腫れ・鼻周囲の内出血が約1週間発生する場合がある。 |
抜糸の有無 | 術後5〜7日で希望時は抜糸を行う |
固定 | テープとシーネによる固定が少なくとも3日目まで必要です |
6.鼻プロテーゼの合併症
鼻プロテーゼの合併症は以下のものがあります。
- 通院 :3日後にテーピング除去、1週間後経過診察。ご希望時には抜糸します。
- 腫脹 :翌日や翌々日が最も腫れます。
- 硬結 :術後10日目にかけて回復し、最終的な形は3か月頃に安定します。
- 術後むくみが取れ、自然な状態になるには1ヶ月程度必要です。
- 抜去 :希望時には挿入したプロテーゼを抜去する事が可能です。
- 傷跡 :鼻の中を切りますが、切開に伴う瘢痕をなくすことはできません。
- 左右差 :プロテーゼがずれる場合と、元の左右差が強調されて起こる場合あります。
- その他 :レントゲンに写ります。
鼻プロテーゼ(隆鼻術)の施術料金表
- 鼻I型プロテーゼ
- 330,000円
- 鼻プロテーゼ抜去
- 230,000円
- 鼻プロテーゼ入替
- 500,000円
- オーダーメイドプロテーゼ鼻
- 420,000円
- オーダーメイドプロテーゼ鼻以外
- 660,000円
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術後は安静にしていただき、目への刺激は極力避けていただくようにお願いいたします。
眼瞼下垂の手術の術式にもよりますが、術後に眼帯をつけた場合には翌日までは外さないようにしてください。
帰宅後に目に痛みを感じた場合には、こすったり、触ったりせずに痛み止めを飲んでいただき、痛みが治まらない際は当院までご相談ください。
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