2023年1月26日
しみができる原因とメカニズム|改善が期待できる施術も紹介!
いつの間にかできているしみ。その原因を知って対策することで、年齢に対してしみが少ない状態を維持できるでしょう。日常の何気ない行動にしみの原因が隠れていることもあるため、十分に注意したうえで対策してみてください。また、しみはスキンケアだけでは改善が難しく、必要に応じてクリニックで治療を受けることが大切です。ここでは、しみができる原因やメカニズム、改善が期待できる施術について詳しく解説します。
しみができる原因とメカニズム|改善が期待できる施術も紹介! - 目次
しみの正体はメラニン
しみの正体は、メラノサイトで生成されるメラニンという色素が肌に沈着したものです。肌は、表皮と真皮、皮下組織で成り立っており、表皮は複数の層で構成されています。表皮の最も下にある基底層にはメラノサイトがあり、紫外線を浴びることでチロシナーゼと呼ばれる酵素が活性化してメラノサイトでメラニンが生成されます。
メラニンは、ケラチノサイトと呼ばれる表皮細胞へと受け渡され、紫外線が肌の奥深くへと侵入しないように防ぐのです。メラニンはしみの原因になると同時に肌を紫外線から守る重要なものあり、通常は肌に沈着することはありません。
新陳代謝が低下するとしみになる
メラニンは、肌の新陳代謝(ターンオーバー)によって自然に排出されるため、通常はしみになることはありません。基底層で作られた細胞が分裂しながら皮膚の表面へと押し上げられ、古い皮膚細胞が剥がれて新しい細胞と置き換わります。
メラニンもほぼ同じ周期で古い細胞とともに剥がれ落ちるのです。この肌のターンオーバーが乱れて新陳代謝が低下したり、何らかの原因でメラニンが過剰に生成されたりすると、メラニンを排出しきれなくなって肌に沈着します。
しみができる原因
メラニンの排出に問題が生じる要因がしみの原因と言えるでしょう。しみの原因は次のとおりです。
紫外線
長期間にわたり紫外線を浴び続けると、皮膚細胞の再生力が低下してメラニンを排出する能力も低下します。紫外線対策をせずに炎天下で活動することが多い人は注意が必要です。
たばこやストレス
たばこやストレスがしみの原因になるのは、活性酸素を増やすためです。活性酸素は酸素の一部が変化したもので、細菌やウイルスなどの外敵を攻撃する役割を持ちます。しかし、ストレスや喫煙などによって活性酸素が過剰になると、メラノサイトを刺激してメラニンの生成を促すのです。
運動不足
運動不足は血流の低下を招きます。血流が低下すると、ターンオーバーに必要な栄養が肌へと十分に行き渡らなくなることで、新陳代謝の周期が遅くなります。デスクワークで運動不足になりがちな方は注意しましょう。
間違ったスキンケア
ゴシゴシと擦り洗いをしたり、洗浄力が強すぎる洗顔料を泡立てずに使ったりすると、肌の表面が傷ついたり水分が失われたりします。このような間違ったスキンケアによって肌のバリア機能が低下すると、紫外線の影響がますます大きくなり、メラニンがさらに過剰に生成されるでしょう。
しみを放置することの問題点
しみを長年放置すると、脂漏性角化症と呼ばれるイボができることがあります。また、うろこ状のかさつきや、かさぶたのようなものができる「日光角化症」になるケースも少なくありません。
しみの改善方法
肌に沈着したメラニンを排出することで、しみは改善します。しかし、沈着したメラニンの排出を促すことは容易ではありません。生活習慣を整えて肌のターンオーバーを促すとともに、新たにしみを作らないように正しいスキンケアや紫外線対策を徹底することが大切です。
しかし、これらの対策を徹底したとしても、今できているしみはなかなか消えないでしょう。やはり、クリニックでしみにアプローチする施術を受けることが重要です。
クリニックのしみ治療
クリニックによって、提供しているしみの治療法が異なります。また、しみだけではなくしわやたるみにも効果が期待できる施術もあります。しみ治療を目的にクリニックを探すのであれば、提供している治療法について十分に確認しましょう。
ここからは、しらさぎ形成クリニックのしみ治療について詳しく紹介します。
ピコスポット
ピコスポットは、しみに直接レーザーをスポット照射することで、しみやそばかす、ADMを改善する施術です。高出力で気になる部位の色素を微細に破壊することで、短い照射時間と少ないダメージで治療が可能です。施術後はテーピングをお願いしております。
・目立つしみを改善したい
・色素沈着が気になる
・これまで治療をしたが改善できなかった
・治療回数は少ない方がいい
といった方へおすすめです。
ピコトーニング
ピコトーニングは、低出力のレーザーを顔全体に照射することで、しみやくすみ、肝斑の改善を図ります。肌組織の炎症を抑えながら、しみの原因となるメラニン色素を破壊する効果が期待できます。熱による作用でコラーゲンの生成を促して、肌質を変化させることで、肌トラブルを改善します。
・薄いしみを改善したい
・毛穴の開きや黒ずみが気になる
・肌のトーンを明るくしたい
・ダウンタイムは短い方がいい
といった方へおすすめです。
レーザーフェイシャル
レーザーフェイシャルは、比較的パワーが低いレーザーを顔全体に照射して、しみやくすみなどにアプローチする施術です。強いレーザーを使用すると、メラニンだけではなくその周りの皮膚にも少なからずダメージが及びます。レーザーフェイシャルはシャワーのようにレーザーを照射するため、特定の部位に大きなダメージが加わることはありません。
痛みやダウンタイムが少なく、手軽に受けることができる治療法です。また、コラーゲンの生成を促す作用もあるため、肌のハリやツヤ、毛穴の引き締めなどの効果も期待できます。
マッサージピール
マッサージピールは、「PRX-T33」という薬剤を使用してマッサージすることで、肌のしみやくすみなどにアプローチする施術です。コラーゲンの生成を促すトリクロロ酢酸や低濃度過酸化水槽、美白効果が期待できるコウジ酸などが含まれているため、肌のトータルケアに適しています。また、従来のケミカルピーリングのように、痛みや赤みなどが起こりにくい点もメリットです。
リバースピール
リバースピールとは、マッサージピールで使用する「PRX-T33」を改良した薬剤で、色素沈着や肝斑などにアプローチする施術です。肝斑は、メラニンが表皮だけではなく真皮にも蓄積されているため、従来のピーリングでは改善が期待できません。
リバースピールは、色素沈着が起きている箇所に応じて3種類の薬剤を使い分けるため、さまざまなタイプのしみを改善できます。
ダーマペン4
ダーマペン4は、極細の針で肌の表面に穴をあけることで、新陳代謝を高めてメラニンの排出を促す施術です。コラーゲンの増生も期待できるため、しわやたるみも併発している方に適しています。また、美容成分と併用することで、さらに高い効果が期待できます。徳島の美容外科・美容皮膚科であるしらさぎ形成クリニックでは、併発している肌の悩みに合わせて、ヒアルロン酸とボトックス、ヴェルベットスキンを用意しておりますので、しみ以外のお悩みがある方もお気軽にご相談ください。
徳島・神戸でしみのご相談なら、徳島・神戸の美容皮膚科 しらさぎ形成クリニックへ
しみの原因は、紫外線や間違ったスキンケア、不規則な生活などの影響でメラニンの生成が促されたり排出が滞ったりすることです。そのため、生活習慣を改善しつつ正しいスキンケアや紫外線対策を徹底すると、しみの発生を抑制できます。
すでにできたしみは自分で消すことはできないため、クリニックで治療を受けましょう。しらさぎ形成クリニックでは、レーザーフェイシャルやマッサージピール、ダーマペン4などさまざまな施術の中から患者さまにとって最適と考えられる施術をご提案しております。しみはもちろん、しわやたるみなどにお悩みの方もお気軽にご相談ください。