しらさぎ形成クリニック

AGA治療

1.AGA治療とは?

AGAとは、男性特有の脱毛症のことです。「Androgenetic Alopecia」の頭文字をとったもので、男性型脱毛症のことを指します。

AGAは、悪玉男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」によって引き起こされる脱毛症で、主な原因は遺伝と考えられています。

AGAの症状

AGAは、前髪の生え際部分や、頭頂部から薄くなっていくことが特徴です。進行性の脱毛症のため、治療せずに放置していると、どんどん薄毛が進行してしまいます。最終的には、側頭部と後頭部の髪の毛だけが残る状態となるのです。「生え際が薄くなってきたけれど、まだ大丈夫」などと考えるのではなく、AGAの症状が現れたら、早めに治療を開始するほうが良いでしょう。

AGAのメカニズム

AGAは、悪玉男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」が、毛母細胞の働きを抑制することで発症します。毛母細胞の働きが抑えられると、髪の毛の成長が阻害され、薄毛につながるのです。このジヒドロテストステロンは、善玉男性ホルモン「テストステロン」に、還元酵素「5αリダクターゼ」が結合することで生じます。テストステロンや5αリダクターゼは、もともと体内に存在するため、取り除くことができません。そのため、テストステロンと5αリダクターゼの結合を阻害することが、AGA治療に有効だと考えられています。

AGAの原因

AGAは、遺伝が主な原因です。例えば、5αリダクターゼの活性の高さは、遺伝によって受け継がれることがわかっています。5αリダクターゼの活性が高いと、テストステロンと結びつきやすくなるのです。その結果、ジヒドロテストステロンが生成され、AGAを発症しやすくなります。親族に薄毛の人がいる場合は、ご自身も薄毛になる可能性が高いといえるでしょう。また、生活習慣やストレスなども、AGAの原因として挙げられます。そのため、食生活・睡眠時間・ストレス解消などにも注意しましょう。

2.しらさぎ形成クリニックでは、こんなお悩みの方がAGA治療を受けています。

  • 最近髪の毛が薄くなってきた
  • 前髪のM字部分や頭頂部が薄い気がする
  • 親族に薄毛の人がいるので心配
  • 抜け毛の量が増えた
  • 地肌が透けて見える
  • 髪の毛が細くなってきた気がする
  • カツラはできれば使いたくない
  • スカルプシャンプーや育毛剤・発毛剤は効果がなかった

3.しらさぎ形成クリニックのAGA治療

当院は、2種類のAGA治療をご用意しております。

◆治療方法1:内服薬による治療

当院では、内服薬によるAGA治療を行なっております。処方する内服薬は「プロペシア錠」です。内服薬には、発毛を促進したり、抜け毛を抑制したりする効果が見込まれます。

プロペシア錠の効果・副作用

プロペシア錠
プロペシア錠の効果

プロペシア錠は、5αリダクターゼの働きを阻害する作用があります。そのため、ジヒドロテストステロンが生成されにくくなり、薄毛の進行を抑制する効果が見込まれます。

プロペシア錠の副作用
  • 性欲減少
  • 勃起不全
  • かゆみ
  • 湿疹
  • 初期脱毛
  • 肝機能障害
  • 乳房肥大
  • 乳房圧痛

プロペシア錠には、上記のような副作用が生じる可能性があります。しかし、これらの副作用が起こる確率は低いため、過度なご心配は不要です。

治療方法2:注射(HARG療法)による治療

HARG治療

◆治療方法:注射(HARG療法)による治療

HARG療法(HARG(Hair Re-generative)療法)は、主に薄毛や脱毛症の治療を目的とした再生医療の一種です。毛髪再生に特化した治療法で、特に男性型脱毛症(AGA)や女性の薄毛に対して用いられることが多いです。

当院は、HARG療法によるAGA治療を行なっております。頭皮に直接薬剤を注入することで、髪の毛の成長力を高めます。HARG療法の効果と副作用は下記の通りです。

HARG療法の効果

HARG療法(Hair Re-generative Therapy)は、成長因子(グロースファクター)を使って、頭皮や毛根の細胞を活性化させることで、髪の毛の再生や育毛を促進する治療法です。

使用する成分:

HARGカクテルと呼ばれる注入薬剤で、以下が含まれます:

・成長因子(FGF、EGFなど)

・幹細胞由来のタンパク質

・ビタミン・アミノ酸・ミネラル

これらの成分を頭皮に直接注入することで、毛母細胞や毛乳頭細胞を刺激し、毛髪の再生を促します。

HARG療法のメリットとデメリット

メリット:

  • 自然な毛髪再生が期待できる
  • ミノキシジルやフィナステリドのような副作用が少ない
  • 女性にも適応可
  • 自毛植毛と違い外科手術を伴わない

デメリット:

  • 保険適用外(1回あたり数万円〜10万円程度)
  • 効果の実感には複数回の施術が必要
  • 個人差がある(全ての人に効くわけではない)

4.治療の流れ

①カウンセリング

はじめに、カウンセリングをお受けいただきます。毛髪の状態やご要望をお伺いし、患者様に適した施術方法のご提案をさせていただきます。

②施術・処方

HARG療法を受けられる場合、施術を行います。
内服薬やサプリメントによる治療の場合には、お薬を処方させていただきます。

AGA治療についてのよくある質問

  • Q
  • AGAは治るのですか?
  • A
  • AGAは進行性の脱毛症ですが、治療をすることで進行を抑制することが期待できます。ただし、治療をやめると抜け毛が再度増えてしまうため、経過を見ながら継続して治療を続けることが重要です。ご不明点などがありましたら、カウンセリングにてお気軽にご相談ください。
  • Q
  • HARG療法は何回受ければ良いですか?
  • A
  • HARG療法は、基本的に月に1度の頻度で、合計6回の施術をお受けいただきます。その後、1年に1〜2回の施術で、髪の毛の成長力を維持する効果が見込まれます。なお、患者様の毛髪の状態やご希望によって、適した治療頻度や治療回数は異なります。
  • Q
  • AGA治療薬は個人輸入の通販サイトなどでも購入できますか?
  • A
  • AGA治療薬の中には、個人輸入の通販サイトで購入できるものがあります。個人輸入で治療薬を購入する場合、病院で処方されるものよりも、価格が安い場合が多いです。しかし、偽物がまぎれている危険性があるため、おすすめできません。AGA治療は、自己判断で薬を使用するのではなく、医師による診察・処方を受けるようにしましょう。
  • Q
  • AGA治療は保険適用されますか?
  • A
  • AGA治療は、基本的に保険適用されません。全額自己負担となります。

5.AGA治療における注意点

AGAは進行性の脱毛症のため、自然治癒することがなく、治療しないと髪の毛がどんどん抜け落ちてしまいます。そのため、生え際や頭頂部が薄くなってきたと思い始めたら、できるだけ早くクリニックを受診するようにしましょう。早めに治療を始めることで、薄毛の進行を食い止める効果が期待できます。また、AGAには内服薬だけでなく、注射やサプリメントなどの、あらゆる治療方法があるため、医師の診察を受け、適した治療を受けるようにしてください。

AGA(男性の薄毛治療)の施術料金表

  • プロペシア内服(3ヵ月分、90錠)
  • 23,000円
  • 先発品。内服治療で、3ヵ月以上継続が必要です。
  • ハーグ治療 注射(1回)
  • 129,600円
  • 6回650,000円 10回1,080,000円
木下将人

著者:木下将人

総院長

専門医

日本形成外科学会専門医

日本美容外科学会専門医(JSAPS:Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)

日本美容外科学会専門医(JSAS:Japan Society of Aesthetic Surgery)

所属学会

日本形成外科学会

日本美容外科学会(JSAPS)

日本美容外科学会(JSAS)

日本頭蓋顎顔面外科学会

日本外科学会

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