2024年6月14日
【動画解説】左右の目の開きが違う場合 、手術は片側だけ？
左右で目の開きが異なる場合、眼瞼下垂の手術を片側だけで行うべきかについてお話しします。
【動画解説】左右の目の開きが違う場合 、手術は片側だけ？ - 目次
ヘリングの法則とは？片側の眼瞼下垂の治療で気をつけておきたいこと。
眼瞼下垂とは、上まぶたが正常な位置よりも下がってしまう状態で、視界が狭くなったり、目が重く感じられることがあります。
眼瞼下垂の詳細はこちらをチェック。
この症状は片目だけに現れることもあれば、両目に同時に発生することもあります。
例えば、右目の眼瞼下垂が左目よりも重度である場合、右目だけ手術を行うとどうなるでしょうか。
手術後に右目が正常に開くようになったとしても、左目の眼瞼下垂が目立ってしまう可能性があります。
この現象は「ヘリングの法則」と呼ばれています。
ヘリングの法則とは、片目が開きにくい場合、もう片方の目もそれに伴って開きにくくなる現象を指します。
手術前は、右目が開きにくいため、目を大きく開こうとすると左目も一緒に開くように頑張っています。
しかし、右目だけ手術をして楽に開くようになると、今度は手術をしていない左目が相対的に下がって見えることがあります。
これにより、術後の左右の目のバランスが崩れ、外見上の問題が発生する可能性があります。
さらに、片目だけが正常に機能している場合、もう片方の目に余計な負担がかかり、長期的には視力や目の健康に悪影響を及ぼすことも考えられます。
両目同時手術の推奨と術後ケアの重要性
基本的には、不必要な手術は避けるべきであると当院は考えています。
しかし、眼瞼下垂の手術に関しては、左右のバランスを保つために、両目同時に手術を行うことが推奨されることが多いのが事実です。
両目同時に手術を行うことで、手術後の目の開き具合が均等になり、より自然な見た目を保つことができます。
また、手術前には医師と十分に相談し、自分の症状や生活スタイルに合った手術方法を選ぶことが重要です。
眼瞼下垂の原因や重症度、患者の年齢や健康状態によっても、最適な治療法は異なります。
医師との詳細なカウンセリングを通じて、自分に最も適した治療法を見つけることが、手術後の満足度を高めるためには欠かせません。
最後に、眼瞼下垂の手術は比較的安全で効果的な治療法ですが、術後のケアや定期的なフォローアップも重要です。
手術後の経過観察を怠ると、再発のリスクが高まるため、医師の指示に従い、適切なケアを続けることが大切です。
以上の点を踏まえ、眼瞼下垂の手術を検討する際は、片側だけでなく両側同時に手術を行うことが理想的である場合が多いことを理解しておきましょう。
そのため、右目だけ手術を行うと、右目が楽に開くようになり、相対的に左目が下がってしまうことがあります。
これにより、左右の目のバランスが崩れて見えることがあります。
このような場合、不要な手術は避ける方針ですが、両目同時に手術を行うことをお勧めしています。
両目を同時に手術することで、左右の目のバランスが取れ、自然な見た目を保つことができます。
したがって、左右の目のバランスを考慮して、両目の手術を検討することが重要です。
